ワキガと多汗症は異なります
ワキガと多汗症とは同じ汗をかく症状ですが、多汗症とはワキガになりやすい人の性質として、多汗症が挙げられています。
汗をかきやすい人はそれだけワキガの可能性が高い、という事が考えられるためです。多汗症というと、即「ワキガかな?」と思うのは間違いです。多汗症は、ワキガと原因となる汗を分泌する汗腺が異なるため、多汗症とワキガは異なります。
ワキガはアポクリン腺から分泌される分泌物が原因です。アポクリン腺は、人体のワキの下などごく限定された部分に存在している汗腺で、肉眼でも見ることができるほど、大きいのが特徴です。
アポクリン腺から排出される汗は、体温調節などの役割はなく、腺細胞自体が分泌物を生成して内部に蓄え、それを排出します。この分泌物は、常在細菌の作用により分解して臭いを発するのです。
一方、多汗症はエクリン腺という腺から分泌されます。基本的にはほとんど水分なので、無臭です。一般的に汗、というとこのエクリン腺から排出されたものです。人間のカラダのほとんどの部分に存在していて、200~500万個ほどあります。
通常、汗をかくのは体温調整の為です。体内の水分を排出して乾燥する際に熱を奪うことから、体温が上昇し過ぎるのを防いでいます。多汗症になると、ただその量が多いことから「多汗」症といわれるだけでなく、心因的な原因で汗をかくことが多いのです。特徴として緊張したときなどに、手に汗をかいたりします。
このように、同じ汗状の水分が出ているとはいえ、多汗症の対策をしたからといって、ワキガの対策もできる、ということではありません。